あんこう
「東のアンコウ 西のフグ」と
並び称される
茨城県を代表する
冬の味覚「あんこう」
冬季限定 冬の味覚を堪能
『あんこうフルコース』
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元祖あんこう鍋 一人前4,100円[税込]
※夏季期間中は、3日前迄のご予約で承ります
- 〆の雑炊セット
- 370円 [税込]
- 〆のうどんセット
- 330円 [税込]
あんこうの追加 一人前+2,970円[税込]
野菜の追加 一人前+1,320円[税込]
当店の元祖あんこう鍋は、醤油ベースのお出汁にあん肝を練りこんだ秘伝の焼き味噌で味付けすることにより独特に香ばしい香りとコクのある味わいが特徴です。

どぶ汁 [雑炊付き]6,050円[税込]
※二人前より承ります
漁師料理である〝どぶ汁〟は、本来、水を使わず野菜やあんこうからでる水分に味噌やあんこうの肝を入れて作られます。そのため、どぶ汁は〝あく〟が強いと初めて食する方には抵抗があると思われています。
当店では、食べやすいようダシ等を加え山翠オリジナル風として提供しておりますので初めての方でも抵抗なく食べて頂けるお味となっております。
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2,000円[税込]
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ゆかりをまぶして揚げた唐揚げを あんこうの唐揚げ1,200円[税込]
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古くからの伝統を守り続ける
山翠のあんこう鍋
江戸の昔から、あんこう鍋は安くて身体の温まる料理として庶民の間で食されていましたが、昭和に 入ると食べさせるお店もなくなってしまいました。
山翠のあんこう鍋は、吾子夜鍋(どぶ汁)の味わい を最大限に残す為、秘伝の焼きみそで味付けをする創業当時の調理法を頑に守っています。 焼きみそ(地味噌に、あんこうの肝をすりこみ、木の鍋ぶたにぬりつけ、炭火であぶったもの)で味付けすることにより独特の香ばしい香りとこくのある味わいを楽しんでいただけます。
食べ頃は10月から4月頃までが最もよく、ふぐにまさる味として喜ばれております。 鍋・肝・供酢ともに秋から早春にかけておすすめしたい茨城の郷土料理です。

西のふぐに、東のあんこう
つぶれたような平たい姿、大きな頭、巨大な口には鋭い歯が並ぶちょっとグロテスクな見た目に似合わず、その味は淡泊でさっぱりしています。しかも捨てるところがない魚として有名で、皮の部分のゼラチン質が鍋などにすると絶品です。
西のふぐに東のあんこうと並び賞されるあんこうは、茨城を代表する冬の味覚です。茨城では晩秋から早春まで県内各地であんこう料理が楽しめます。
あんこう鍋や唐揚げ、中でも、あんこうの肝臓(あん肝)はファンが多い珍味。世界の三大珍味のフォアグラよりもあん肝のほうが実味しいという人もいるくらいです。

低カロリーで高い栄養価
あんこうは超低カロリーの食材で、魚介類の中でも非常にカロリーの低い種類です。身はやわらかく淡白で、刺身や唐揚などにすると上品な味わいが楽しめます。胃や卵巣、ひれ、皮、えらなどは弾力性に富んだ食感が特徴で、鍋などにすると噛むほどに味が出ます。大人気のあん肝は栄養の宝庫です。その脂肪はDHAなどの多価不飽和脂肪酸を多く含み、血中の中性脂肪やコレステロールを下げる働きあります。肥満抑制や動脈硬化・脳血管病などの予防に効果的です。
その他にも脂溶性ビタミンが多く含まれ、骨を丈夫にするビタミンD、抗酸化作用で老化を抑制するビタミンE、眼精疲労を回復し、抵抗力を高めるビタミンA。そして、鉄・亜鉛・銅などのミネラルも多く含んでいます。これらの栄養をいっぺんにとることのできるアンコウ鍋は、健康食と言ってもいい食材です。
あんこう七つ道具
背骨の周りも出汁になり、基本的にあんこうは顔(歯や目)そして骨以外のすべての部位が食べられます。余すところなくいただくことができるという意味で、アンコウの七つ道具という言葉が使われます。まさしく捨てるとこのない魚です。
- 正身
アンコウの身の部分。白身で淡白。 - カワ(皮)
コラーゲンたっぷりで味もあり、代表される部位。供酢が代表的な一品料理。 - エラ
ほかの魚ではあまり食べられませんが、アンコウでは鍋に入れて食します。 - キモ(肝)
別名アンキモ。アンコウを美味しくしてくれる代表的な部位であり、
「海のフォアグラ」とも呼ばれている。 - 水袋(胃袋)
胃袋には特徴があり、入り口に歯のようなものが上に2か所、下に2か所ある。
丸呑みにした魚が逃げられないように「返し」になっている。 - ヒモ(卵巣)
平板状のためにそう呼ばれる。 - ヤナギ
柳肉。頭の部分を焼いて食します。
あんこうは大食漢
関東の河豚(ふぐ)と呼ばれる「あんこう」は、10月~4月位にかけて水揚げされます。茨城沿岸から福島県小名浜沖にかけてとれるあんこうが最も美味しいといわれ、江戸時代に将軍家に献上されたという話も残っています。
あんこうの種類は多いのですが、いちばん美味しいといわれる「ほんあんこう」は、準深海魚で150m~200mの海底に棲んでいます。普段は海底に寝そべっていて殆どといってもいいほど動かず頭の上にある俗に言う“ちょうちん”をひらひらさせながら小魚をおびきよせ、水ごと呑み込んでしまうような、ものぐさなさかなです。しかしときのは水面まで浮上してきて水鳥をひと呑みし、浮力がついて沈めなくなったところを漁師につかまった・・というような話もある面白い魚で、全身胃袋かと思う程の大食漢です。
あんこうは女性上位
一番おいしいのはホンアンコウという種類ですが、それよりやや小さいチョウチンアンコウは、メスが巨大なのにオスはごく小さく60分の1ぐらいしかありません。しかも全身が生殖器で生まれるとすぐメスの下腹に取りついて、メスの体から栄養分を吸収して生きているという不思議な魚です。